「運動しなければ」と思っても、まとまった時間をとるのは難しいものです。けれども、体を動かすのは運動の時間だけではありません。家事や買い物、通勤などの日常の動きも、「身体活動」のひとつです。

身体活動と運動のちがい

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、安静にしている状態よりも多くのエネルギーを使う動きを「身体活動」と呼び、そのうち、体力の維持・向上などを目的に意識して行うものを「運動」としています。歩く、階段を上る、掃除をするといった日常の動きも、身体活動に含まれます。

同ガイドでは、成人について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(1日あたりおよそ8,000歩以上)行うことが目安として示されています。ただし、大切なのは数字にとらわれすぎず、いまより少しでも多く体を動かすことです。

生活のなかで動く機会を増やす

日常の動きを少し変えるだけでも、体を動かす機会は増やせます。

  • エレベーターやエスカレーターの代わりに、階段を使う
  • 近い距離は、車や自転車ではなく歩いて移動する
  • 買い物のときに、少し遠回りして歩く
  • 掃除や片づけなど、体を動かす家事をこまめに行う

座りすぎに気をつける

デスクワークや、家でテレビやスマートフォンを見る時間が長いと、座っている時間が長くなりがちです。同ガイドでは、座りすぎに気をつけることもすすめられています。30分に一度など、立ち上がるタイミングを決めて、軽く体を動かしてみましょう。

無理のない範囲で

体を動かすときは、その日の体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。持病がある方や、体の痛みなどが気になる方は、事前に医療機関に相談してください。